「料理は好き。でも、動画は作ったことがない」
「仕事や家族との時間もあるし、私に続けられるかな」
そんなふうに考えて、一歩を止めてしまうことはありませんか?
今回は、料理動画クリエイター講座のモニター生の一人、フクご飯さんのお話です。動画制作はまったくの未経験からのスタートでした。

フクさんは、私がYouTubeやInstagramで発信を始めた早い時期から見つけてくださった方です。メッセージやライブのコメントを通して交流し、ひろこぱんちにも初期の頃から参加してくださいました。
純粋に料理を楽しみ、家族においしいごはんを作りたい。そんな姿を、私はずっと見てきました。
一度は届かなかった席に、もう一度手を伸ばす
料理動画クリエイター講座でモニター生を募集したとき、フクさんも手を挙げてくださいました。応募してくださった方は約20名。年齢、仕事のスタイル、使う調理器具など、できるだけ異なる背景の方に参加していただきたいと考え、5名を選びました。
実はフクさんは、最後まで悩みながらも、いったんはその5名から外れていました。
その後、選ばれた方の一人が事情により辞退されました。そこで私が改めて連絡したのが、最後まで選考を悩んでいたフクさんでした。
一度は選ばれなかったあとに届いた連絡を、フクさんは快く受け取ってくださいました。振り返ると、このとき差し出されたバトンをつかんだことが、大きな一歩になったのだと思います。
動画未経験だからこそ、まず型を素直に学ぶ
フクさんは、動画を作った経験がないところから始めました。そこで最初に取り組んだのが、私の過去動画をじっくり見ることです。
何年も前の投稿に、フクさんから『いいね』がつくこともありました。撮影の動き、料理の見せ方、画面の切り替え方。さかのぼって研究していることが伝わってきました。
知人から『ひろこぱんの動画だと思って見ていたら、フクさんだった』と言われたことも、何度かあります。
でも、これは誰かの発信をそのまま写すことではありません。初心者のうちは、基本の撮影テクニックや見せ方を、まずモデリングして身につける。その上で、季節の料理や届けたい相手への思いを加えて、自分らしい形へ育てていくのです。
料理発信の『型』は、自分らしさを消すものではありません。迷ったときに戻れる土台です。土台があるからこそ、続ける中で『私は誰に、何を届けたいのか』が少しずつ見えてきます。
「淡々と、粛々と」週2回を積み重ねる
フクさんの印象的な言葉があります。
「淡々と、粛々とやります」
平日はフルタイムで働きながら、週末の時間を使って動画を作る。派手な近道ではなく、週2回の発信を淡々と続けてきました。
本格的な投稿開始から約6か月で、フォロワーさんが2万人、3万人へ。今回確認した2026年8月30日のInstagramプロフィールでは、3.8万人になっていました。✨

フォロワー数だけではありません。磨いてきた動画スキルが評価され、クライアントワークに採用され、報酬を受け取る仕事にもつながっています。
結果だけを見ると、特別な人だからできたように感じるかもしれません。でも、その手前にあったのは、過去動画を一つずつ研究し、基本をまねて、週2回を積み重ねる毎日でした。
自分らしい発信は、続けた先で見つけてもいい
発信を始める前から、自分だけの世界観や完璧な撮り方が決まっていなくても大丈夫です。
まずは、基本の型を一つ選んで作ってみる。次も同じ型で作りながら、料理や季節、届けたい相手への思いを一つ足してみる。📱
そうやって繰り返す中で、『この見せ方が私らしい』『この料理を届けたい』という輪郭が育っていきます。
フクさんの歩みから私が改めて感じたのは、最初の一歩に、完成された自分らしさは必要ないということです。手を挙げること。届いたバトンを受け取ること。そして、今日できる一回を積み重ねること。
年齢や仕事の有無だけで、可能性を決めなくていい。すぐに同じ結果が出るという意味ではありませんが、学ぶ順番を知り、自分のペースで続けることはできます。🌿
料理を通じて、学びとつながりを育てる
料理発信は、一人で正解を探し続けていると、立ち止まりやすいものです。そんなとき、誰かの視点や仲間の存在があると、次に試したいことが見えやすくなります。
料理をもっと楽しみたい。少しずつ伝え方も上手になりたい。そんな気持ちを人と分かち合うことで、台所での経験が新しい学びや仕事につながることがあります。🍳
新しい料理に挑戦したり、互いの工夫に出会ったりする時間は、毎日の暮らしを少しずつ豊かにしてくれます。まずは、できるところから始めてみてくださいね。
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